UNeCORN

古今東西の不思議なものを集めて展示するWEBアーカイバ・UNeCORN(ユネコーン)

しゃべる猫

f:id:uneco_occult:20200409210753j:image

どこに書けばいいのかわからないんですが、とりあえずここで。

精一杯落ち着いて書きます。読みにくかったらすいません。

携帯からなので長くなったらごめんなさい。

 

 

先週の木曜日だったと思います。

遅めの新年会ということで、仲間数人で集まって飲んでいました。

そこで仲間の一人がこんな話をしたのです。

 

「俺の友達の話なんだけど。高校の頃さ、S公園で飲んでたんだって。

夜中の2時とかだったかな。みんな結構酔っててさ。

食べ物とか飲み物運ぶのに、お盆がないっつって、ポリバケツのごみ箱の蓋をお盆の代わりにしようって

 

取りに行ったのね。

そしたら、バケツの脇に猫がいたんだって。

まぁ、気にせず蓋を持ってこうとしたら、

 

『ちゃんと返せよ』

 

って、猫がしゃべったんだってさ。」

 

まぁ、よくある怪談の類です。

周りのみんなは笑ってたんですが、私は何故か、その話を聞いた瞬間、背筋を冷たいものが走るような感覚を覚えました。

酔っていたせいかもしれません。

私は霊感とかそういうのはほぼありません。

 

その日は、それで解散になりました。

 

 

翌日、20日のことです。

日付は替わりかけていました。

前日飲んだ仲間の一人のOからメールが届きました。

 

「今S公園。来ない?」

 

いい年して、オカルトじみたことが好きな奴だなぁと呆れました。

寒いし、私は行く気はありません。

 

私「行かないよ。寒いし。」

O「そっかー。夜来ると結構こえーのな(笑)しゃべる猫に会ったら写メールするよ」

 

しゃべる猫、と聞いて何故かまた激しい悪寒が走りました。

すぐに帰った方がいい。

そう思ったのです。

 

私「ねぇ、帰った方がいいと思う。面白半分にそんなの、やめた方がいいよ。」

O「急にどした?大丈夫。周りに何人かひといるし。Kも一緒」

私「そっか…。でも、寒いから早く帰りなよ?」

O「わーってる!M池んとこ着いた。ちょっと探索」

 

それから2時間くらい連絡がありませんでした。

私はメールの着信音で目が覚めました。

Oからです。

 

「見つけた!しゃべる猫!」

添付された画像には、猫の死体。

 

手が震えました。喉もカラカラです。

すぐに電話をしましたが、出ません。

メールも返信はありません。

Kにも電話をしましたが、出ませんでした。

 

恐怖に震えながら朝になりました。

Kから電話がありました。

開口一番、何があったのかと聞きましたが、

 

話が噛み合いません。

昨日はどこにも出掛けてないと言うのです。

夜のことを話しましたが、あまり関心はないようでした。

 

Oは家庭の事情が複雑で、一人暮しをしていて、身寄りという身寄りもいません。

アパートに行ってみたのですが、いませんでした。

 

それから三日経ちますが、音信不通のままです。

普段からフラフラしてる人で、一ヶ月くらい行方がわからなかった時もあるので、取り越し苦労かもしれないのですが…。

 

猫の死体を送ってきたんです。

みんなの無関心さも不思議でなりません。

画像は、見てすぐ消してしまったので、証拠はないのですが、灰色と白のぶちだったと思います。

 

本当に、不思議で怖いです。

周りが無関心なので、ここに書き込んでみました。

スレ違いだったらごめんなさい。

以上です。

 

長くなってすいませんでした。

 

 

 

(了)

 

 

引用元:

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『裏世界』:哲学ニュースnwk